2018-02-17

おっ、おっ、おっ!

苦手な内容のプリントに挑戦している男の子。
何回か学校で失敗している内容だったので、
最初はプリントをみるなり
「あぁ…、それは…、むつかしいねぇ…」
と顔を曇らせていました。

いやでも、今の彼に、これができないはずはない。
ひっかかっているところすれば、だいたいこのあたり。
確認しながら一緒にプリントをすすめていくと、真剣そのものという表情で、懸命についてきてくれて、
最後に〇をつけると、ほーっとした表情をみせてくれました。
「ちょっと、むつかしかったねぇ♪」
一人で解けたわけではないれど、できないわけでもないみたい。
そんな感じでしょうか。

ではでは、今度は一人でやってもらいましょう。
「ねぇ…、これは…」と書く前に確認を取ろうとしてくる彼を無視してますと、
なんとか最後までやり遂げてて、「できた…」と私の顔色を伺うように、そっとプリントをみせてきました。
もちろん、〇!
「やった~!」とニッコリ♪

さらに、内容をもう少し難しくしたものをもっていきますと…。
以前のプリントより、ちょっと難しいかも…とみるなりわかったようで、
「ええーっ!」と声をあげました。
でも、ちゃあんと逃げずに始めてくれたので、
途中で「わからない」と言ってきたら教えてあげるからね…と思いながら、そばについていたのですが、
プリントを解きすすめるのにあわせて、
「……おっ!………おっ!!、………おっ!!!」
その声にあわせて表情も、ぱっ、ぱっ、ぱっ、っと明るくなっていくのです。
そして最後まで終えて、全部埋めたプリントを片手でもってしげしげと眺めると、
「……これ、イケたんじやね!?!?」
ちょっと裏返った声でこう口走ったかと思うと、ニカッ!と笑いました。

彼の予想通り、答えは全部〝イケて”まして、全部〇。
あれ、わかるぞ…、あれ、もしかして、できるかも…、あ、やっぱり、全部できるっ!!
プリントを解きながら、彼の気持ちが高ぶっていくのが手に取るように伝わって、
”イケて”たことに大喜びする彼をみながら、
わかるっていいよねぇ…
わかるって楽しいよねぇ…と
つくづく、思いました。

それにしても、”イケる”なんて言葉、どこで覚えてきたんだろうねぇ…。

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2018-02-10

必要最小限

先日、高齢者デイケアに勤めている友人に、ちょっと質問をしてみました。
加齢による運動機能の衰えてきている
病気で体に麻痺が残った、
認知症が始まって不意な動きが増えてきている…などなど
通ってきてくださる利用者の方々に、日々通うことを楽しみにしていただけるような活動の提供はもちろんのことながら、
転倒の危険は常に隣り合わせで、絶対に防止したいことでもあります。
そのための安全対策を一体どうしているのか、ちょっと聞いてみたくなったのです。

まずは、歩行器とか車椅子とか、やっぱりそういうのが第一になるの?と聞きますと、
使うことを薦められることも多いし、使わないこともないけれど、基本、デイケアでは歩行は寄り添い介助かな、ショートステイや入所だと使うけれどね、とのこと。

続けて、その違いの理由を尋ねますと、
安全は絶対守らないといけないことだけれども、デイケアは、利用者さんの日常の生活動作の維持や回復が目的だから、
それに、歩ける、というのは利用者さん達にとってとても大きい意味があって、それができなくなったと目にみえてわかる補助器具を安易に使ってしまうと、すごく気力が落ちてしまうんだ、気力を回復されるのはとても難しいんだよね。

ではではとばかりに、
でも、介護現場は人が足りない、とよく言うじゃない?、寄り添い介助しようにも手がまわらない…なんてことはないの?と聞きますと、
うーん、確かに、人手が余るほどってことはないけど、利用者さん40人が一斉に立ち上がって、てんでんばらばらに何かしだす、なんてこともないわけで、それぞれ、この人はこういうときに介助が必要、ということを掴んでおけば、場面や時間帯ごとにスタッフを配置することはできるから、考えればなんとかなることも多いし、
もちろん、どうしても無理なときもあるし、車椅子とかの補助器具を使うこともあるよ、でも、必要最小限に、というのが基本姿勢かな~。

といった具合に、トントントンと、とっても筋が通った歯切れのよい答えが返ってきたのでした。

でもこれって、教育や療育の分野でも、同じですよね。
子ども達の安全を守ることは絶対にしなくてはならないこと。
でも、教育や療育の役割は、子ども達一人一人の発達を保障すること。
安全を守り、かつ、子ども達の発達を促すような環境設定(物的にも人的にも)をしなくてはならないわけで。

子ども達の発達を促すための、必要最低限で、最も効果のある介助を考える。
難しいことではありますが、でもここが、頑張るところだと思います。

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2018-01-27

も~、のときって

動物の鳴き声が言えるかなぁ~と質問をしている女の子。
絵カードは大好きなので、「ライオン!」とか「ゾウ!」とか「おしゃるしゃん(おさるさん)!」とか、
カードをみると元気に言ってくれる分、名前じゃなくって鳴き声を言うとなると、やっぱりちょっと難しい。
最初は、がお~だよ~、ぱおーんだよ~と教えても、???な顔で、
私、ちゃんと答えてるのにお~!とちょっと不満気にしていました。
何回かして、カードをみるなり動物の名前を言わずに、えっと…なんだっけ…、と考えるような間がでてきて、そろそろ一人で言えそうだなぁ~ということで、先日ちょっと挑戦してもらったのですが、なんと!

「がぁおぉぉぉ!!」と顔の両脇で両手を広げて構えながらのお答えで、
そうそう、ライオンって、そうだよねぇ、そうするよねぇ…と大納得してしまいまいた。
続けて象を聞きましたら、
「ぱ、おぉぉんっ!」と片腕を伸ばして、下から上に向けて振り上げてくれて、これまたとっても上手。
じゃあじゃあ…とちょっとワクワクしながら、猿を聞きましたら、
「う…、うっきっき~!」と曲げた両腕を交互に上下に動かしてきて、なかなかやるなぁ…と感心しきり。
そうなると、ちょっと意地悪心がで、てくるのが人の(セラピストの?)常でして、
ふっふっふっ…、じゃあこれは~と、すかさず牛のカードをだしてみました。。
「…!……、ん、んも~!」
一瞬目をまん丸にして止まったあと、ん、のところで手をグーにしたかと思うと、人差し指をたてて、カードをさしてから、んも~。
んも~という鳴き声はわかったものの、手をどうしたらいいか、わかんなかったんだろうなぁ…というのが、丸わかりの動揺っぷりで、意地悪を仕掛けておいてなんですが、それでも必死で答えてくる彼女に、くすくすくすくす、笑いがとまりませんでした。

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2018-01-20

ちょっと難しいよね

子ども達といますと、時おり、うまいこというなぁ…と感心させられることがあります。

先日、男の子が私のところにきていいました。
「せんせ~、今日も、"ちょっと難しいプリント" 持ってる~?」
満面の笑顔で、踊るような声で、プリントをはさんである、私の手元のファイルをチラチラちらちら。
1枚渡すと、よ~し、とばかりに早速取り掛かり始めました。

わからないところは空けておいて、
とりあえず全部やって、
もう一度わからないところに戻って、
問題と答えの欄を何度も何度も見比べて、
自信なく書いたところの正解がわかって慌てて消して書き直して…と真剣そのもの。
そして、なんとか全部埋めたくて、でもどうしてもわからなくて、「ここ、わかんなかった」と空けたまま終わらせたときには、ほんとうに残念そうな顔をします。
それでも、また次の時には、今日のプリント何かなぁ…とやってきてくれます。

100点はとれないけれども、50点ではない。
1問、2問間違えて、あぁ~、ちょっと間違えちゃったぁ~と言うくらい。
そんな、"ちょっと難しい" くらいというのは、実は "ちょうどいい" くらいでもある。
大人も子どもも、こういうところは一緒だね。
その言葉、いただきます。

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2018-01-13

あ、ヤバッ

最近、リビングに一角に基地を作って、その中でごそごそゴソゴソ、お絵描きをしたり、パソコンをしたり(いらなくなったパソコンをもらってキーをたたいている)、なんだか忙しそうにしているヨウ君。
先日、お家に伺いましたら、おやつを食べているところだったのですが、私の顔をみて、はっ!とした顔をしたと思ったら、パタパタと動き始めました。
いつもパタパタと私と遊ぶ準備をしに行くので、てっきり今回もそうだと思って、お母さんと一言二言交わしていましたら、
あれれれれ?、自分の基地で、なにやらごそごそ。
そうして、基地から出てきたと思ったら、何やら後ろ手にしてとっとことと、
なんだかへんにシレっとしているのが気になって、ん?とヨウ君の方に体を向けたんですが、
ヨウ君てば、おっと!という感じで、後ろ手のまんま、体の正面を私の方に向けなおして、そろりそろりと横歩きで、私のそばから離れて行こうとするのです。
「ちょっと~!、何隠してるの~!」と声をかけてヨウ君の背後を覗こうとすると、うひひひひ~と身をよじります。
お互いちょっとおかしくなって、ケタケタけたけた笑い出してしまいました。
「ちょっと~!、みせてみ~!」とヨウ君をとらまえまして、ひょいっ!と手に持っているものを取り上げましたら、
それはなんと、いつもお勉強に使っているノート!
「あぁ~」と声をあげて、もじもじそわそわしているヨウ君、
さてはお絵描きかなんかに使ったな…と思いながらノートをペラペラとめくったんですが…
「…………、落書き………、してないなぁ………」
一応、お絵描きしたらあかんよ~、と言って返すと、「うわぁ~、いそげ~」と言いながら、ノートを元の場所に大急ぎで戻しに行きました。
自分の基地に、お気に入りのお勉強ノートをもっていって眺めていたか、お勉強ごっこをしていたか。
でも、お勉強に使っているものを勝手に持ち出していたことは、私にばれないように戻しておきたかったようです。
それにしても、その一連の言動。
まるで漫画のヒトコマをみているような隠し方と見つかり方で、思い出しても笑えるのでした。
次は…、演技力!?

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