2008-05-29

素直になった

大学生の時、知り合いの先生から声をかけられて、不登校の子ども達のキャンプにスタッフとして行ったことがあります。
子どもといっても高校生達、
不登校といっても、約1ヶ月ものキャンプに参加しようという一歩を踏み出した子ども達でしたから、
学生スタッフの一番大事な役割は、一緒に生活して、一緒にいろんな話をする相手というところでした。
子ども達にとって、30過ぎてるのに大学生で、20代前半の他の学生スタッフ達より集団生活が苦手で、でもみんなと一緒になって、台風が近づいてくる海岸でシーカヤックで激しく沈没してみたり、5mくらいの高さのある橋の欄干をまたいで海に飛び込んでみたりしている私の姿はとてもおかしかったようで、気付くと高校生の女の子達がなついてくれていました。
キャンプの後、それぞれに自分の進路を決めていったのですが、最後までちょっと右往左往していた1人が、この春、大検を受けて大学に進学しました。
入学式が近づくにつれて、「どうしよう!」「緊張する!」と新しい一歩を踏み出す前の不安な気持ちを伝えるメールがきていましたが、この2ヶ月はピタッととまっていました。

(いろいろがんばってるねんなぁ!)と思っていたら…きましたきました。
「なんだか、やる気がでないよ。5月病とかいうのんかな…。あきねぇ、なったこと、ある?」
なんだか、一生懸命でおかしくて、
「5月病なんて、大学生って感じやなぁ!!」
第一声で、こう返してしまいました(笑)。

そのあとのメールのやりとりの中で、彼女が言っていました。
「私、素直になったと思うよ。みんなのおかげやと思う。素直に謝ること、素直に人の言葉を聞くこと、素直に今から頑張ることを、教わったと思う。」
いい言葉だなと思い、
「うん、でもね、それはあなたが、周りの言葉を受け入れるよう、自分で頑張ったからでもあるんだよ。」
と答えました。

やる気がでない、といいつつ彼女は今、課題はその日のうちに終わらせる、家にいて集中できない日は、休日や日曜でもとりあえず大学に行って課題だけでもやる、ということを自分に課しているそうです。

一緒に頑張って生きていこう。
19歳の彼女に初めて出会ってからこの数年、ごちゃごちゃしたやりとりの最後は、いつもこの言葉でした。
そして今回もやはり、この言葉になると思います。

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