2015-06-27

大変ですよね

小学校にあがると授業時間は45分。
45分座って、
話を聞いたり、
発表したり、
発表を聞いたり、
必要な道具を出したり、
要らなくなった道具を片付けたり、
ノートを書いたり、
お隣と問題を出しあったり、
プリントをしたり…、
やることは盛りだくさんです。

やることたくさんということは、わからないこともたくさんということで、
授業中に、もうイヤダァ…となる子どもさんの気持ちもわからなくもない。

(大変だよねぇ…。)

子どもさんの様子をみながら、溜息まじりに思うこともあります。
ただこのボヤキ、寺口相手ならばいいのですが、
そうでない時は、ちょっと注意が必要です。

「大変ですよねぇ…(授業中にやらせることを絞らないといけませんね…)」
「大変ですよねぇ…(こんな集団の中で勉強を続けることはやっぱり無理ですよね…)」

といった具合に、言葉の裏に含まれていることが全く違うことがあるからです。

例えば

①授業に関係のないページを開いて問題をといている
②プリントを机の上に置いてあげたら、勝手に始めてしまった
③プリントの途中から落書きを始めた
④出そうとしたものを落としてしまったあと、床に寝転がった

というようなエピソードが、45分の授業の間にあったとしますと、
(あらまぁ、これはこれは、えらいこっちゃあ…)
と、誰でも思うと思うのです(私なら確実に頭を抱えます…笑)。
でもこれを
集団でいることや、45分という長さ、
ということと結び付けてしまうと、小学校の6年間、ずっと集団ですし、ずっと45分授業ですから、これから先、いったい全体どうしましょう…ということになってしまいそうです。
でも、

【授業の流れ】
◎素早く一人でできる ○遅いが一人でできる △介助の先生の声掛けや手伝いがあるとできる -できていない

授業開始の挨拶
 (立つ ◎ /座る ◎)
教科書を出す ○
先生の指示を聞く - ①
教科書を開く  - 
先生の指示を聞く -
先生に言われたところを指す △
先生の指示を聞く -
教科書を閉じる △
教科書を机の中にしまう △
筆箱・下敷きを出す ○
プリントを貰う - ②
開始の指示を待つ - 
プリントをする △ ③
プリントを提出する
 (席を立つ ○ /先生に渡す ◎ /席に戻る - ④)
先生の指示を聞く - 
指示された物を机の中から出す -
お隣と問題を出しあう -

といった風に、授業の流れと各エピソードを結び付けて整理していきますと、

①先生の○ページという指示を聞くように促したら、勝手にめくりはじめないかもしれない
②教科書を机の中にしまう、筆箱・下敷きを出す動きがもう少し早くできて、「今からプリント配るよ」という先生の指示を聞くことができるか、プリントを渡す前に「待っててね」の声掛けがあれば、勝手にはじめないかもしれない
③途中でわからなくなったときに先生に助けを求めることができれば、書き間違いを消すことができれば、落書きを始めないかもしれない
④椅子に足をかけながら机の中の物を出そうとして落としたので、ちゃんと席に座ってから物を出すようにすれば、床に転がらなかいかもしれない
①~④が子どもができる、もしくは配慮で乗り切ることで、-の中にも◎もしくは○になることもあるかもしれない

ということが見えてきますし、
できないことたくさん…が、
45分授業の子どもにできるようになって欲しい目標とすること、
45分授業で当面は配慮してもらって乗り切りたいこと、
お家でしっかり練習を積み重ねておきたいこと、
に分けられてきます。
分けると、あらまぁ、どうしましょう…、は、さぁ、次はどうしましょ~、に変わります。
無理や無茶はさせたくありませんが、
できること、できないこと、少し頑張ればできること、当面は置いておくこと、
そこから、子どもの将来につながる次の一歩は、やはり進ませてあげたいなと思います。
 




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