2018-06-30

ちょっとだけ

土曜日は一日、3クラスの集団プログラムが行われています。
その合間に、寺口と親御さんの相談が行われることもちょこちょことあって、
子どもたちはお話が終わるまで、事務所や教室で待ってもらうことになります。

先日も一人、事務所で待ってもらうことになった男の子がいました。
時間をつぶせるように、今回はゲームを持ってきていて、
お母さんに「ご飯食べたらゲームやってもいいよ」と言われてニコニコ♪
ご飯を食べ終わると、さっそく鞄からゲームを出してきました。

「ねぇねぇ、これ、なんだと思う~!?」

ふふ~んという顔をしてケースに入ったゲームを高々と掲げる男の子。
(うんうん、嬉しいよねぇ…、自慢したいよねぇ…。)
私と塾のスタッフと、ニコニコと話を聞いていたのですが、

「ほらほら、これ、どこを持つと思う~!?、ふふふふふ~♪」

もうまさに、ガクッ…、という擬態語がぴったし。

「ねぇねぇ、ほら、どっちにはいってると思う~!?」

あ、あぁ、ぱかっと真ん中から左右に開くタイプだもんねぇ。
そのどっちに入ってるかってことか…。

「ポケットはぁ、どっちについてると思う~!?」

男の子はとってもとっても嬉しそうなんですけどね。
さすがにこのままでは、弾む会話、にはなりにくい(笑)ので、
「あのさぁ…、たぶん、みんな、ケースより、そのケースに入ってるものが、みたいと思うんだよねぇ…」
とボソッとつぶやいてみましたら、

おっという感じで、ファスナーをあけて、
「ほらぁ!」
ケースをひろげてかかげると
「こっちにはポケットがついてるんだよ~!?」

いや、だから、そこじゃあないって…(笑)。

「あのさぁ…、みんなさ、なんてゲームかなぁ…とかさ」

「…!、これ、ほら、スイッチ!」

「どうやって遊ぶのかなぁ…とかさ、なんのゲームしてんのかなぁ…とかさ」

「…!、ほら、こうやったらつくんだよ!、これね、〇〇だよ、僕はこれをね、こうしてね…」

やっとゲームがケースから出されて、ゲームの話になりました。
さすがに一旦ゲームに気が向くと、次々ゲームの話はの話は次々と出てきました。

私はゲームは全然わからないのですが、そこはさすが若い塾のスタッフ。
男の子の話に、うんうん、とついていってくれます。
男の子もゲームが進むにつれて、話がだんだんと途切れてきて、これでまぁ、お互いそれぞれのことをしましょうか…という雰囲気になってきたかな、と思ったのですが、

「ほらほら、みてみて!、僕、ここでね、こうしてね、こうやると、こうなるでしょ、ふふふふふ」
楽しそうなんですが、誰に話かけているものやら…。

「みんな、聞いてないで…、〇〇さん」

「…!、〇〇さん!、ここでね、こうしてね、こうやると、ほらっ!…」
机を挟んであっちとこっち、呼びかけただけじゃ、なにをしてるのかわからんわな…。

「それじゃあ、みんな、みえてないと思うけど…」

「…!、ほらっ!」
机に身を乗り出しても、この机の幅じゃあ、みえんのよね…。

「そこじゃあ、〇〇さん、みえんのちゃうかなぁ…、〇〇さんの隣に行けばみてもらえると思うけど…」

「…!!、ほらほら、みてみて~!!」
男の子、ダッシュで〇〇さんの横に行きました。

この調子で、寺口とお母さんのお話が終わるまで、
コントのようなやりとりが続いて、
その間、スタッフ達も肩を震わせてながら、男の子の対応をしてくれていました。

ほんと、ほおっておくと、そこじゃあないっ!という言動を次から次へとしてくれるのですが、
男の子が、私がつぶやくたびに、おっと、おっと、と一生懸命、自分の言動をあわせてこようとしてくれるので、
その場にいる全員が、楽しい気持ちで一緒にいることができました。

わかるにこしたことはないですが、わからないことがあってもいいんです。
できるにこしたことはないんですが、できないことがあってもいいんです。
互いに、ちょっと相手にあわせてみようとすることができれば、
一緒になんとか、やっていけます。

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