FC2ブログ

--------

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

 | この記事のリンク

2017-07-08

これからの未来

昨年までの数年間、NHKで戦後証言プロジェクトというシリーズがありました。
日本人はなにをめざしてきたのか、というタイトルで、戦後の地方史、思想史、制度史などをざっくりまとめた番組です。
元歴女の私としては、こういうのはツイツイみてしまうんですが、その中のテーマの1つに、障がい者福祉がありました。
色んな映像・証言とともにコンパクトにまとめてあったのですが、今でもありありと思いだせる場面があります。

相次ぐ車椅子の方の乗車拒否に対する抗議行動のため、通勤通学時間のバスの運行が全面ストップ。
バスの前に寝転がって実力行使で出発を止めようとするなど、混乱する様子をみていたサラリーマンらしき一人が、カメラに向かって言います。
「みんなが迷惑している、ちゃんんとこれ、片付けろよ…」

サラリーマンらしき人が言った〝 これ ” とは、バスの前に寝転がっている〝 人 ” です。
現代を生きる私達からすれば、ありえない発言で、いったいいつの頃の話かと思いますが、
この映像が撮られたのは、1977年、たった40年ほど前の話です。

療育の仕事を始めて十数年。
江口が名付けたKidsPowerの社名の通り、子ども達の発達する力をみてきた者にとっては、
発達の保障ということが当たり前のようになっておりますが、
実はまだまだ、そんなに歴史の古い概念ではありません。
2016年8月のblogでも書きましたが、優性思想が是とされる時代もあったのです。

〝 人 ” を ” これ ” といったサラリーマンの考えが、その後変わったかはわかりません。
しかし、この40年で確実に、社会全体の意識は変わってきました。
それは、バスの前で寝転がった人達をはじめ、障がいのある人達とその家族が、
色んな形で、社会との接点をとってきたから。

私達が関わっているのは、幼児期、学童期の子ども達ですが、
あっという間に大人になって、やがては社会に出て行く時期がやってきます。
最初は、限られた機会しかないかもしれません。
でも、お家で、学校で、一緒に学んで一緒に遊んできた子達なら、
一緒に働く人達の考えも、きっと変えていってくれる。

これは、次の40年後の未来をきっと、変えていってくれると思います。

コメント ( 0 )件 | この記事のリンク

  • :    :
    :


  • 管理人だけにコメントを見せる

 |  キッズパワーブログトップへ   | 


この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。