2018-02-10

必要最小限

先日、高齢者デイケアに勤めている友人に、ちょっと質問をしてみました。
加齢による運動機能の衰えてきている
病気で体に麻痺が残った、
認知症が始まって不意な動きが増えてきている…などなど
通ってきてくださる利用者の方々に、日々通うことを楽しみにしていただけるような活動の提供はもちろんのことながら、
転倒の危険は常に隣り合わせで、絶対に防止したいことでもあります。
そのための安全対策を一体どうしているのか、ちょっと聞いてみたくなったのです。

まずは、歩行器とか車椅子とか、やっぱりそういうのが第一になるの?と聞きますと、
使うことを薦められることも多いし、使わないこともないけれど、基本、デイケアでは歩行は寄り添い介助かな、ショートステイや入所だと使うけれどね、とのこと。

続けて、その違いの理由を尋ねますと、
安全は絶対守らないといけないことだけれども、デイケアは、利用者さんの日常の生活動作の維持や回復が目的だから、
それに、歩ける、というのは利用者さん達にとってとても大きい意味があって、それができなくなったと目にみえてわかる補助器具を安易に使ってしまうと、すごく気力が落ちてしまうんだ、気力を回復されるのはとても難しいんだよね。

ではではとばかりに、
でも、介護現場は人が足りない、とよく言うじゃない?、寄り添い介助しようにも手がまわらない…なんてことはないの?と聞きますと、
うーん、確かに、人手が余るほどってことはないけど、利用者さん40人が一斉に立ち上がって、てんでんばらばらに何かしだす、なんてこともないわけで、それぞれ、この人はこういうときに介助が必要、ということを掴んでおけば、場面や時間帯ごとにスタッフを配置することはできるから、考えればなんとかなることも多いし、
もちろん、どうしても無理なときもあるし、車椅子とかの補助器具を使うこともあるよ、でも、必要最小限に、というのが基本姿勢かな~。

といった具合に、トントントンと、とっても筋が通った歯切れのよい答えが返ってきたのでした。

でもこれって、教育や療育の分野でも、同じですよね。
子ども達の安全を守ることは絶対にしなくてはならないこと。
でも、教育や療育の役割は、子ども達一人一人の発達を保障すること。
安全を守り、かつ、子ども達の発達を促すような環境設定(物的にも人的にも)をしなくてはならないわけで。

子ども達の発達を促すための、必要最低限で、最も効果のある介助を考える。
難しいことではありますが、でもここが、頑張るところだと思います。

コメント ( 0 )件 | この記事のリンク

  • :    :
    :


  • 管理人だけにコメントを見せる

 |  キッズパワーブログトップへ   | 


この人とブロともになる